ボストンマラソンはワールドマラソンメジャーズの中でも最も長い歴史を持つ大会であり、出場すること自体が多くの市民ランナーの目標になっています。
ボストンマラソンはBQ(ボストン・クオリファイ)と呼ばれる資格タイムを過去1年以内の大会でクリアしていないと参加申し込みすらできないのですが、2020年からはそのBQがより厳しくなります。
2019年ボストンマラソンのBQ
私も参加する2019年大会ですが、以下がBQとなっています。
Age Group | MEN | WOMEN |
---|---|---|
18-34 | 3hrs 05min 00sec | 3hrs 35min 00sec |
35-39 | 3hrs 10min 00sec | 3hrs 40min 00sec |
40-44 | 3hrs 15min 00sec | 3hrs 45min 00sec |
45-49 | 3hrs 25min 00sec | 3hrs 55min 00sec |
50-54 | 3hrs 30min 00sec | 4hrs 00min 00sec |
55-59 | 3hrs 40min 00sec | 4hrs 10min 00sec |
60-64 | 3hrs 55min 00sec | 4hrs 25min 00sec |
65-69 | 4hrs 10min 00sec | 4hrs 40min 00sec |
70-74 | 4hrs 25min 00sec | 4hrs 55min 00sec |
75-79 | 4hrs 40min 00sec | 5hrs 10min 00sec |
80 and over | 4hrs 55min 00sec | 5hrs 25min 00sec |
例えば、私のエイジグループ(35-39)では、過去1年間のフルマラソンの大会で3:10:00以内の記録を持っていないと参加申し込みはできません。BQを満たしていたとしても必ず出場できるわけではありません。参加希望者が定員をオーバーすれば、速いタイムを持っている人から順番に参加が決まります。
2019年ボストンマラソンは資格タイムより4分52秒速いタイムで足きりが行われました。つまり、私のエイジグループだと3:05:08以内の記録を持っている人が参加できることになります。
2020年ボストンマラソンのBQ
年々参加希望者が増えているボストンマラソンですが、今年の足切りタイムは4分52秒とほぼ5分に迫るものでした。
来年もさらに参加希望者が増えることを見越しているのでしょう。BQは2020年からさらに5分短くなり、以下のようになる予定です。
Age Group | MEN | WOMEN |
---|---|---|
18-34 | 3hrs 00min 00sec | 3hrs 30min 00sec |
35-39 | 3hrs 05min 00sec | 3hrs 35min 00sec |
40-44 | 3hrs 10min 00sec | 3hrs 40min 00sec |
45-49 | 3hrs 20min 00sec | 3hrs 50min 00sec |
50-54 | 3hrs 25min 00sec | 3hrs 55min 00sec |
55-59 | 3hrs 35min 00sec | 4hrs 05min 00sec |
60-64 | 3hrs 50min 00sec | 4hrs 20min 00sec |
65-69 | 4hrs 05min 00sec | 4hrs 35min 00sec |
70-74 | 4hrs 20min 00sec | 4hrs 50min 00sec |
75-79 | 4hrs 35min 00sec | 5hrs 05min 00sec |
80 and over | 4hrs 50min 00sec | 5hrs 20min 00sec |
まとめ
私は9月のミュンスターマラソンでPBとなる2:58:54の記録を出したので、どちらにせよ出場はできたでしょう。ただ、今年惜しくも出場できなかった方の中には来年から出場がより厳しくなってしまうかもしれませんね。
アメリカではボストンマラソンの出場のためだけにランニングをしている方も多いと聞きます。来年で123回目となる非常に歴史の長い大会です。私もそんな栄誉ある大会で走ることができることを誇りに思い、あと半年しっかり練習して恥ずかしいレースをしないようにしたいと思います。
それにしてもフルマラソンを4時間50分以内で走る80オーバーのおじいちゃん、見てみたいものです。