2018年に川内選手が優勝し、日本でも話題となったボストンマラソン。ワールドマラソンメジャーズの中でも最も長い歴史を持つ大会であり、出場すること自体が多くの市民ランナーの目標になっています。私もこの大会への出場を目標にこの半年間練習してきましたが、先週ようやく2019年の参加が認められ、ほっと胸をなでおろしているところです。
さて、この栄誉あるボストンマラソンへの参加ですが、一般ランナーの大会への参加方法は普通のマラソン大会と違って少し複雑です。2019年ボストンマラソンの参加申し込みはすでに締め切り間近なため、あまり役に立たないかもしれませんが、来年以降参加される方のためにここに出場方法を記載しておこうと思います。
まず、ボストンマラソンにエントリーするためには、ボストン・クオリファイ(以下BQ)と呼ばれる規定タイムをクリアしなければいけません。過去1年間のフルマラソンの大会で、以下の表のタイムより速いネットタイムでフィニッシュした記録が必要です。(注:この表は過去何度も変更されています。最新のものは公式HPで確認してください。)
Age Group | MEN | WOMEN |
---|---|---|
18-34 | 3hrs 05min 00sec | 3hrs 35min 00sec |
35-39 | 3hrs 10min 00sec | 3hrs 40min 00sec |
40-44 | 3hrs 15min 00sec | 3hrs 45min 00sec |
45-49 | 3hrs 25min 00sec | 3hrs 55min 00sec |
50-54 | 3hrs 30min 00sec | 4hrs 00min 00sec |
55-59 | 3hrs 40min 00sec | 4hrs 10min 00sec |
60-64 | 3hrs 55min 00sec | 4hrs 25min 00sec |
65-69 | 4hrs 10min 00sec | 4hrs 40min 00sec |
70-74 | 4hrs 25min 00sec | 4hrs 55min 00sec |
75-79 | 4hrs 40min 00sec | 5hrs 10min 00sec |
80 and over | 4hrs 55min 00sec | 5hrs 25min 00sec |
私は来年のボストンマラソン開催時に36歳ですので、3時間10分をクリアしていないと申し込みすらできないわけです。また、BQを満たしていたとしても必ず出場できるわけではありません。参加希望者が定員をオーバーすれば、速いタイムを持っている人から順番に参加が決まります。ちなみに、2018年ボストンマラソンではBQより3分23秒以上速いタイムを持つ方が出場できました。年々足切りタイムは速くなっていますので、2019年、2020年はより厳しくなるかもしれません。
レジストレーションも、タイムの速い人から順番に行われます。2019年ボストンマラソンの場合、以下のようになります。
- BQより20分以上早いタイムを持つ人:2018年9月10日~
- BQより10分以上早いタイムを持つ人:2018年9月12日~
- BQより05分以上早いタイムを持つ人:2018年9月14日~
(上記期間終了後、まだ定員に達していなければ) - BQを持つすべての人:9月17日~
私の場合、レジストレーションスタートぎりぎりの9月9日のミュンスターマラソンで、2:58:54をマークすることができました。BQより10分以上速かったので、9月12日に申し込みを行い、9月15日に無事参加確定のメールをいただきました。
では、実際のレジストレーション方法を後編で説明したいと思います。