一時帰国や飛行機を使った旅行の際、必ず利用するのが空港。ほとんどの方が空港までの移動は電車を使われていると思います。

フランクフルト空港は高速鉄道のICEが乗り入れており、非常に便利である反面、混雑具合によって利用料金が高額となるのがネックです。

私が住んでいるシュトゥットガルトからフランクフルト空港までは、通常料金だと2等車両で片道126EUR。この料金がネックとなり、今までフランクフルト空港ではなくシュトゥットガルト空港から乗り継ぎで移動することが多かったです。

今回はフライトと一緒に購入することにより、追加料金なしでICEを利用できるサービス「RAIL&FLY」を利用しましたので、レビューしたいと思います。

RAIL&FLY

RAIL&FLYはドイツ鉄道が提供しているサービスで、対象のエアラインのフライトとセットで購入することにより、ICEを含んだドイツ鉄道が運航するすべての電車を使って、空港まで行けるチケットです。

特徴

以下のような利点があります。

  • 多くの場合、追加料金が不要(フライトのチケット料金に含まれている)
  • DBが乗り入れている5,600もの鉄道駅を利用可能
  • ICEを含めたすべてのドイツ鉄道が運航する列車に乗ることができる
  • S-bahnもOK。U-bahnはドイツ鉄道が運航しているわけではないのでたぶんだめ。
  • オンラインで簡単にチケットを発券可能
  • プリンターがない場合でも、DBの駅の券売機で発券可能
  • フライトの出発・到着時刻から、24時間以内の電車であればどれでも利用可能
  • チケットの予約クラスによっては一等車(1st class)も利用可能
  • 座席指定は有料
利用記録

今回、旅行代理店を通してJALの「フランクフルト - 成田」の往復チケットを予約しました。

予約の際に、「Rail&Fly」を追加してほしいというだけで、特にどの駅から乗るかなど、何も聞かれることなく追加されました。料金も追加前と変更はありませんでした。

搭乗の72時間前からチケットの発券が可能でした。インターネットで発行し、プリンターで印刷して持参しました。

チケットを見たところ、出発地は「Railway Germany」、目的地は「Frankfurt Flug.」となっていました。つまり、ドイツ国内であればどこから乗ってもいいようです。

チケットの予約クラスは「B」だったため、往復とも一等車を利用することができました。新幹線のグリーン車ほどではないですが、足元もシート幅も広く、非常にゆったり過ごすことができました。

帰りはフライトの到着時間が読めないため、ICEが時間指定ではない点がとても助かりました。

幸い鉄道駅に到着して10分ほどでシュトゥットガルトへ向かう電車が到着したため、すぐに乗ることができました。

注意点

これはJALの場合ですが、ドイツ発日本行きのチケットをオンラインで購入する際には「Rail&Fly」を追加することができません。必ず旅行代理店経由、もしくはJALのヨーロッパ予約センターに電話でチケットを購入する必要があります。予約センター経由の購入の場合、別途発券手数料が45 EURかかります。これは結構痛い・・・。できれば発券手数料のかからない旅行代理店経由で予約したいですね。

2019年から、オンラインの発券でもRail&Flyを追加することができるようになりました。

都市で、「ドイツ鉄道」を選んでください。

座席指定料金は含まれていないため、座席指定をしたい場合は別途料金を支払う必要があります。座席指定はDBのアプリで購入することができます。詳細は以下の記事を。

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