先日日本に一時帰国した際、成田から羽田の乗り継ぎを2時間で行ったので、詳しくお話しします。遅延したフライトに関しては、以下の記事をご覧ください。
国際線の遅延
2018年末、ドイツから石垣島に旅行に訪れました。予約した便はブリティッシュエアウェイズ(BA5便)。予定ではロンドンヒースロー空港を13:50に出発し、成田空港に翌朝10:40に到着する予定でした。
ドイツからヒースロー空港に到着すると、すでに当該便は「Delay」の表示。その時点で少し焦ります。日本へ到着後は羽田空港に自力で移動し、14:15発の石垣行きに乗り継がなければならないからです。
JALの成田→羽田の乗継便としては、最低乗り継ぎ時間が3時間と定められており、それより短い時間のものは乗継便としての予約はできません。今回は石垣行きも含めて通しで買ったチケットでしたので、万一乗り継ぎに間に合わなかったとしてもJALが代替便を用意してくれるだろうという安心感はありました。
ただ、羽田→石垣行きは一日2便しかなく、もし乗れなかったら明日の移動になってしまい、予約してあるホテルへの連絡等、いろいろ面倒だなぁと考えていました。
結局、BA5便が出発したのは15時を回ってしまいました。でもなんとなく機内では、「遅延しているのだから結構飛ばしてある程度挽回してくれるんじゃないかなぁ」と楽観視していました。
成田空港到着
航空機が成田空港のゲートに到着したのは12:10。石垣行きの出発まであと2時間しかありません。この時点ですでに乗り継ぎは諦めモード。JALの成田空港の窓口で相談して、明日の便へ変更をしてもらおうと考えていました。
ただ、こんな時に限って入国審査・預入荷物の受け取りが非常にスムーズに進んでしまいます。荷物を受け取って外に出ると12:35。「あれ、これ行けるんじゃ?」と思ってしまいました。
すぐに空港リムジンバスの乗り場に行き、12:45発の羽田空港行きに乗り込みました。運転手さんに「どれくらいかかりますか?」と聞くと、「通常は1時間30分です。」との答え。
ん、今から1時間30分だと着くのは14:15?。ちょうど出発時間。無理じゃん!急いだ意味なし・・・と意気消沈してしまいました。
バスの車内ではずっと、所有しているJALカードプラチナの航空機遅延補償の条件を調べていました。遅延で乗り継ぎができなかった場合、一人2万円までは宿泊費や飲食費を負担してくれるとのこと。なんと太っ腹。これはいいブログネタができたと逆に喜んでいました。
羽田空港到着
成田から羽田まで、高速道路はあり得ないほど空いており、なんと1時間10分で羽田空港第一ターミナルに到着してしまいました。現在13:55。あと20分で石垣行きは出発です。
通常だったらすでに搭乗手続きは締め切っているはず。半ば諦めモードで窓口に行ってみると、結構な行列です。でもそこで気づいてしまいました。奥のJGCカウンターが、がらがらなことに。私はJGCを持っていませんが、事情が事情なのでJGCカウンターの職員さんにおそるおそる話しかけてみます。
私「成田からの乗り継ぎなんですが、国際線の遅延でぎりぎりになってしまいました。石垣行きの出発まであと15分ちょっとしかなく、JGCは持っていないのですが、こちらで手続していただけませんか?」
地上職員の方「石垣行きですね、少々お待ちください・・・。はい、大丈夫です、急ぎましょう!」
地上職員の方の迅速さは素晴らしく、チケットを発行すると手荷物検査を通り、ゲートまで(ずっと小走りで)一緒についてきてくれました。 預入荷物もあったのですが、すべて手荷物として検査し、ゲートから直接機内の貨物室に運ぶ手配までしてくれました。
我々のせいで石垣便が遅延したらどうしようという不安もありましたが、ゲートに到着するとまだ搭乗中の方が何名かいらっしゃり、その後、無事に定刻で石垣へ出発しました。
まとめ
今回は成功しましたが、結論として、成田・羽田間を2時間で乗り継ぐのは無謀だと思います。通しで買ったチケットであれば必ず代替便を用意してもらえるので、おとなしく成田にあるJALのカウンターで事情を話した方が良いと思います。
今回の経験で、リムジンバスを使うのであれば、2時間半あればなんとかなりそうということはわかりました。次回から同様の乗り継ぎを行うときには、2時間半をリミットとして考えたいと思います。
最後に、こういうときにもやはり上級会員の資格は大事ですね。今回は所有していないにも関わらずJGCカウンターでお世話になってしまいました。2019年はかならずJMBダイヤモンドを取得して、この御恩に報いたいと思います。ちょっと大げさでしたか。
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