ドイツに移住してからというもの、旅行にはもっぱらLCCを使います。
LCCに乗るときに座席指定をするべきかどうかについて考察してみたいと思います。
LCCに乗る理由
日本に住んでいるときには、LCCを使う理由というのは「安い」というただ一点しかありませんでした。
個人的な考えとしては、もしその乗ろうとしているLCCが安かろう悪かろうであれば、全日空やJALのようなレガシーキャリアを選択した方が良いと思います。ただの移動と割り切るのであればLCCでも良いかもしれませんが、せっかく時間もお金もかけて旅行するのであれば、最初から最後まで嫌な思いをすることは避けたいですからね。
ただ、ドイツに来てからは少し事情が違います。
私が今住んでいるシュトゥットガルトという街にはシュトゥットガルト空港があり、ヨーロッパ各国様々な都市に直行便が飛んでいます。ただし、日本で使っていたようなレガシーキャリアを使うことはまれで、ほとんどはLCCを使って旅行しています。
もちろん安いということもその理由の一つとしてありますが、フラッグシップキャリアに比べて圧倒的に就航路線が多いからということが最も大きな理由です。
簡単に言うと、「〇〇に行きたいけど、直行便はLCCしか飛んでいない」という場合がとても多いのです。
LCCの制限
レガシーキャリアに慣れていると、LCCに初めて乗って驚くことが多いかもしれません。
・遅延が多い
・キャンセルになっても何の保証もない
・預入荷物が有料
・座席指定が有料
・客室乗務員が不愛想
など、ぱっと思いつくだけでもたくさんでてきます。
その中でも悩ましいのが座席指定ですね。家族と離れ離れの席は嫌だけど、座席の指定に追加料金を払うのはちょっと・・・。
LCCの座席指定
私がヨーロッパに来てから、今まで以下のLCCを利用していますが、すべてのキャリアで事前の座席指定は有料です。金額は以下の通りです。
・Eurowings:5EURから
・Condor:10EURから
・easyJet:2GBPから
・TUI fly:7EURから
・Vueling:3EURから
・Norwegian:7GBPから
最安値は安く見せていても、今まで私が乗った便ではだいたいどれも一人10EURくらいは取られる感覚です。
座席指定しないとどうなるのか
システム上、ランダムに割り振られると言っているキャリアがほとんどです。ただし、同行者と別々の席になることはめったにないと思います。私は今まで上記の航空会社で一度も座席指定をしたことはありませんが、一度も家族と離れた席になったことはありません。ただし、下記に注意した方が良いと思います。
同行者は全員同時に予約する
当たり前ですが、別々に予約すると予約番号が異なるので複数回チェックインする必要があります。そうなると、席がバラバラになる可能性は飛躍的に上がると思われます。
チェックイン可能時間になったらすぐに行う
航空会社によって事前チェックインが開始される時間は異なります。搭乗日の30日前だったり、実際のフライトの24時間前だったりします。私はいつも事前チェックインがオープンしたら10分以内に行います。早ければ早いほど空いている座席が多いわけですから、家族と離れてしまう可能性も低くなります。
まとめ
個人的な見解としては、LCCに乗るときに座席指定は「不要」だと思います。そもそもLCCにJALのクラスJのような良い席は存在しませんし、今まで合計40回ほどの搭乗経験上、上記方法をとれば、同行者と離れたことは一度もないからです。
そうは言ってももちろん、小さいお子さん連れなどでどうしても家族全員並びの席じゃないとだめって場合は事前に指定しておいた方が良いと思います。絶対に並びになるという保証はありませんので。