厚底ランニングシューズブームの火付け役と言っても過言ではないナイキのズームヴェイパーフライ4%。先日の東京マラソンでも、上位10選手中7名が着用していたことでも話題になりました。
日本ではまだまだ品薄状態が続くヴェイパーフライですが、私が住むドイツでは今年に入ってから、比較的容易に購入することが可能です。本日届いて開封を行いましたので、ファーストインプレッションをレビューしたいと思います。
購入の経緯
年末年始の一時帰国中に、人生で初めての厚底シューズ、「ナイキ ズーム ペガサス ターボ」を購入し、それを使ってこの2ヵ月間、調整を行ってきました。
ペガサスターボのソールにはヴェイパーフライと同じ素材である「Zoom X」が使用されており、足への負担がかなり軽減されていることを実感していたので、4月に出場するボストンマラソンもこのペガサスターボで行こうとほぼ決めていました。
そんな中、たまたまドイツのスポーツ用品店SportScheckのオンラインストアを眺めていると、なんと日本では品薄でプレミアがついているヴェイパーフライフライニットが20%OFFになっているではありませんか。
一片の迷いもなくすぐに購入ボタンを押してしまったのでした。
開封の儀
通販で買ったのですが、かなり大きな箱に入って届きました。
早速開封します。
納品書と一緒にナイキのシューズケースが入っていました。いよいよ開封です。
持ってみた感想は、「とてつもなく軽い」です。厚底だからでしょうか、今までのフルマラソンで使用していたターサージールと比べてかなり大きく感じるので、手に持った時のギャップがすごいです。
では履いてみましょう。
靴下はTabioのレーシングランですが、それにしても赤の靴と黄色の靴下。絶望的に合わないですね。ボストンマラソン本番もこれで行くつもりなのですが。
余談ですが、Tabioのレーシングランは滑り止めもついており、ランニングにはかなり良い靴下です。私も愛用しております。よかったら検討してみてください。
価格:1,728円 |
他の靴との比較
今までの2回のフルマラソンでお世話になってきたアシックスの「ターサージール6」、同じナイキの「ズームペガサスターボ」と比較してみます。
ターサージールとの比較
ターサージールは何と言っても軽さが売りなのでソールは薄め。やはり比較してみると違いがよくわかります。
ズームペガサスターボとの比較
では同じZoom Xを使用したナイキの厚底シューズ、ペガサスターボとの比較はどうでしょうか。
ズームペガサスの方がかかとはかなりとがっており、それに合わせてかかと側のソールが薄くなっています。ミドル部分はそこまで厚さに違いはないかな?
でも手に持ってみると、やはり重さの違いに驚きます。
後ろから見るとソールの厚さの違いがよくわかりますね。ただ、ペガサスターボはソールがかなり歪曲しているので単純に比較はできません。
では、靴裏を見てみましょう。
左がヴェイパーフライ、右がペガサスターボです。ヴェイパーフライはまだ履いて走っていないのでわかりませんが、地面のグリップ力はペガサスターボの方がよさそうですね。
重量
せっかくですから、重さも比較しておきましょう。まずはズームペガサスから。
履いているとそこまで重くは感じなかったのですが、やはり厚底だけあって重いですね。
次にターサージール6です。
やはり、さすがの軽さです。
最後にヴェイパーフライ。
手に持った感覚よりは重いですが、それでも圧巻の176グラム。ターサージールにせまる軽さです。このソールの厚さですから、本当に極限まで軽さを追及してるなという印象です。
価格
今回は定価250 EURの20%OFFで、200 EUR(税込)でした。本日3/6のレートで換算すると、日本円で25,276円です。ドイツは日本と違ってVATが19%もあるので、税込みだとかなり高く感じますが、今現在日本では定価で購入できる場所が少なく、中古品にもかかわらずこのような価格になっています。
価格:43,200円 |
この価格だったらちょっと手が出ないですよね。半額以下の価格で買えるペガサスターボも十分良いシューズです。私が日本に住んでいたら迷わずこっちにしますね。
同梱不可 ナイキ メンズ ズーム ペガサス ターボ ランニング シューズ 価格:16,740円 |
2019/6/10追加
現在は定価で購入可能です。
最後に
ヴェイパーフライのファーストインプレッションをお届けしました。噂によると耐久性がかなり低いらしい(フルマラソンで、3~4回?)とお聞きしていますので、しばらくはペガサスターボで練習します。ボストンマラソンが迫ってきたらまたこちらを使って試走を行いたいと思いますので、試走レビューはまたの機会に。
(追記)
試走を行いました。よろしければ、こちらの記事もご覧ください。